被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №6

前回より少し間が空いてしまいましたが本日は
『O'NEILL』工場訪問のウエットスーツ修理&アフターメンテナンス編をお伝えします

工場訪問の本編でもお伝えしたように、広い工場の一画には修理やアフターメンテナンスを
専門に行なう修理課があり、ユーザーが使用しているウエットスーツが全国から沢山送られてきます

その数↑はこんな感じ 圧倒的な修理数です

豆腐屋さんにあるようなこれは、何だと思いますか?

使い方は、まず首と片手首をクリップで留めて、ウエットスーツを浮かべます

片側の手首から一気にエアーを送り込み

重たい錘でスーツ全体を沈めて

みんなでモミモミ~ 気持ち良い~ と遊んでいるのではないですよ!
もうお解かりかと思いますが、これはドライスーツの水没検査を行なっているところ
オニールの工場モビーデックは、ダイビング用のドライスーツなども多く取り扱っているので
計2つの専用水槽を使い、1枚1枚人の手によって正確に検査をしていくんです

ピンホールから出る空気が見つかりました
肉眼では見えない穴まで、この作業では正確に修理箇所が特定できます!
簡単そうに見える検査ですが
ウエットスーツ表面に付いているエアーか、スーツ内部から出ているエアーか見分けるのも難しいんです

僕も点検作業、手伝ってみました スーツ表面に付いているエアーを触りながら取っていきます

はい、タイムオーバー・・・・
実はこの作業、スーツ内部に大量にエアーを入れ本体にかなりの圧力がかかっているので
短時間でチェックしなければいけないんです
(逆に邪魔してしまったようで、すみません・・・)

その後、背中側のファスナーまわりも慎重にチェックして水没検査の終了です

修理や水没テストが終わったウエットスーツは、約40度の乾燥室で最短で乾かし
全国の取扱い店舗に発送されます この時期はダイビング用のドライスーツが多いようですね

修理内容の詳細や確認で、頻繁に連絡を頂いている修理センターのササキさん(左)とヤマネさん(右)
いつも電話でしかお話していませんでしたが、お顔を拝見できて良かったです
これからも宜しくお願いします
おまけ

ウエットスーツを作る時に出る、端材を利用して作られているアクセサリー
このご時世全てを無駄にしない! これから可愛いコインケースを作るそうです

そんなアクセサリーを担当しておられるのが、サブリーダー(チームアクササリー)のキクチさん
今回、被災地石巻にあるオニールの工場『モビーディック』に行かせてもらった一番の理由は

地震や津波の甚大な被害があり、写真の様な民家の様に個人レベルでは手も付ける事が出来ない状況の中
そのエリアで最速な復旧を遂げ、がんばっておられる
アルトイズでの取扱いがあるウエットスーツメーカーの現状を見ておきたかったですし
皆様にも見て頂きたかったからです

これから完全な復旧には、かなりの時間を要すると思います
モビーディックの皆様、これからもがんばって下さい
みなさん、凄く笑顔が多く前向きな姿勢は、遠くに住んでいる僕も元気で更にがんばらなくては
と、再確認させて頂きました

次回は、そんなモビーディックの方達の笑顔と番外編をお送りします
過去の記事は↓をご覧下さい
被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №1はこちら→http://altoids7317.blog36.fc2.com/blog-date-201108-11.html
被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №2はこちら→http://altoids7317.blog36.fc2.com/blog-date-201108-9.html
被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №3はこちら→http://altoids7317.blog36.fc2.com/blog-date-201108-8.html
被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №4はこちら→http://altoids7317.blog36.fc2.com/blog-date-201108-6.html
被災地 石巻 『O'NEILL』 工場訪問 №5はこちら→http://altoids7317.blog36.fc2.com/blog-date-201108-4.html
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カテゴリ : 『O'NEILL』工場訪問